ブラックホールの真意・・・
ブラックホールの真意とは・・・
男性の方だと特に宇宙の話はすごくワクワクしますよね、、
今回はブラックホールに関する本です。
「ホーキング、ブラックホールを語る」
という本です。
この本はスティーヴン・W・ホーキングという理論物理学者のブラックホールの実態をまとめた執筆を監修:佐藤勝彦氏訳:塩原通緖氏によってよりみじかにわかりやすくまとめたものです。
”スティーヴン・W・ホーキング”
この人物の紹介なしでは先に進めません。
簡単に紹介します。
1942~2019
イギリスのオックスフォード出身
21歳の時点で運動ニューロン疾患発症→余命2年と宣告される
ルーカス教授職、ケンブリッジ大学理論宇宙センター責任者を勤め
目次は4つにのみ分けられており
・序文
・ブラックホールには毛がないのか
・ブラックホールはそれほど真っ黒ではない
・監修あとがき
たった一つの筋肉しか動かず言葉も機械を通してしか話せない人物が人生をかけ、成果を成し遂げる実話。
21歳で運動ニューロン疾患を患い、余命2年を宣告されます。
ですが彼は半世紀以上にわたり研究を続けました。
この尋常じゃない気力はどこから来るのでしょうか。
僕たちはこの事例から生きる希望すら見いだせる気がします。
この本では彼が生涯の研究のテーマであるブラックホールについて一部紹介してあります。
・ブラックホールには毛がないのか
とても奇妙な存在のブラックホールとは、、
宇宙空間にブラックホールがあるということは想像するにはとても難しいが、科学的にブラックホールは存在している。
例えるなら、水が渦巻いて流れ込んでゆく巨大な排水管のようなもの。
これはとても強力で光でさえも吸い込んでしまうものであり実際に目で見ることはできない。
10億年ほど前に2つのブラックホールの衝突による重力波により検出することができたそう。
本来の星は重力により消滅するものであり、それを中心の熱圧力により防いでいる。
すなわちブラックホールには毛がないとある学者は提唱した。
が、ホーキングは柔らかい毛があると論文で発表している。
正直、科学者でもなんでもない人間からすると、よく分からないと思ったが、
ブラックホールは音も光も物質も何もかも吸い込んでしまうものだということはわかる。
毛があるのかどうっていうのはなぜその疑問にいたっかというのが僕にとっては知りたいところである。
ここではブラックホールの実態を人間が吸い込まれることを想定して紹介しているイラストもありわかりやすく、面白い。
・ブラックホールはそれほど真っ黒ではない
ブラックホールは外の世界から遮蔽された大量の情報が詰まっているもの。
一般原理からこれは温度を持っていて熱い金属片のように輝くと想定されるがブラックホールに関してはそれはありえないもの。
ブラックホールからはなにものも脱出できないからである。
意外なことにブラックホールはある一定のペースで粒子を放出しているのだそう。
この粒子の波長が熱を示唆していた。
ブラックホールは袋小路の一方通行ではなく、熱放射を発していもの。
この放射をげんざいでは「ホーキング放射」と呼ばれている。
この粒子がでるごとにブラックホールは少しずつ収縮していると、、
そしてブラックホールが無くなる時宇宙で何が起こるのか。誰もわからない。
この粒子こそが”ブラックホールがそこまで真っ黒ではない”の証明であり、
ブラックホールに吸い込まれたら最後というわけでも際のかもしれないと、、
ホーキングはブラックホールの先に”自分たちの知っている宇宙”ではないものがあるのかもしれないと言っている。
”My goal is simple . It is a complete understanding of the universe"
これは物理学者が共有しているゴールだそうです。
この本を読んでブラックホールの実態がわかったこともあったが、まだまだ未知の世界であり、まだ世界に知られていない物質や力など、未知のものがあるということは世界の進化はまだ無限にあるのではないかと感じた。
ホーキング理論を世界中の研究者がさらに深化、発展させることにチャレンジしている。
どんどん知らないことを解明していってほしいと心から願い楽しみにしています。
この本を手に取るきっかけとなった映画が
「博士と彼女のセオリー」という映画です。
主演がエディ・レッドメインさん
レ ミゼラブル、ファンタスティックビーストなどで活躍されている方です。
個人的に好きな俳優さんで、この方の出ている映画を見ていて出会いました。
映画も合わせて楽しんでいただければ幸いです。
「ホーキング、ブラックホールを語る」