〜読書の本質とは〜
お勧めしたい本の紹介をしていきたいと思います。
タイトル
「フォーカスリーディング 習得ハンドブック」
こちらを紹介していきたいと思います。
この本はさっくり紹介すると読書の本質を考えさせられる本でした。
この本を書くきっかけですがコロナの影響で自粛が始まり読書をたくさんしたいと思った時にそもそも本の読み方を勉強したことがなかったなと思い、買うに至ったわけなんですがその見出しに惹かれました。
それがこちら・・・
〜見出し〜
・時間がなくて読みたい本が読めない
・読むべきとわかっていても、時間がかかって読みきれない
・時間をかけて読んだ割に、あまり生かせていない
・理解が深い(レベルが高い)人との差が目に見えて大きい
如何でしょうか。
いままでの僕は読んで時間をかけたにもかかわらず、
理解できていなくて読んだものはほとんど知識になっていないなと感じていました。
読書をして知識になっていないと
わかっていながらもとりあえず読んでおけば、、
という感覚でしたがこの本を読んで考えさせられました。
皆さん大学生の不読率(1ヶ月前から本を1冊も読んでいない)が50%を超えていることを知っていますか?
社会人は60%以上だそうです。
考察すると、
ネットが広がりネットでの情報の収集が多くなっていて
本を読まなくなったということです。
情報が入っているならいいと思う方も多いでしょう。
ですがこのネットというものの約半分が嘘の情報が出回っていることはご存知でしょうか。
これはあるセミナーで聞いた話です。
ですが出版社を通した本に関しては「作成」→「確認」→「出版」
この流れで約3ヶ月程かかるそうなので確証のある情報がネットに比べはるかに多いと言われています。
” How to 本 ”や” 自己啓発書 ”などで本を読みなさいとどこかで一度は聞いたことがあるかと思います。
その理由はこういった背景もあるのかと思います。
ではここで質問ですが、本を読めば成功できますか?知識を蓄えられてますか?
いままでの僕は”No"でした。
この”フォーカスリーディングはそんな悩みを解決に導いてくれるような本です。
では内容の紹介をしていきたいと思います。
まず、フォーカスリーディングとは・・・
Focus Reading (集中点、ピントに合わせた読書:直訳)
筆者はこう言います
「フォーカスリーディングは”俯瞰”である。自分の読書を俯瞰で見て考え直しなさい」
この意味には、本当にこの一冊を読む必要があるのだろうか、この本を読んで得られた知識はどんなことだったのかしっかり考えましょう
そういった意味があるように感じます。
そして「読書はスポーツと同じであり、稽古を重ねることが大事である」
とも言っています。
稽古・・・”古=いにしえ”にならい一生懸命”稽=考えること”
読書は速読技術と合わせて「読み方」と「メモの取り方」を勉強しないと身になるものではないのです。
ではどうすれば良いのか、、
まずは本を選ぶところから見ていきましょう。
〜本を選ぶ〜
◯自分にあった本を選ぶ
これができていない人が多いのです。
店頭に並んでいる売れている本は売れている理由からさらに売れていきます。
オススメされた本は自分の師のオススメする本であれば疑う必要もなさそうではありますがその前に一度さっと目を通し計算をします。
この本の読書はどういうメリットがあるのか、コスト(時間、お金)に対するリターンはどのくらいあるのか。
これを考えて欲しい。1冊、1冊としっかり向き合わなければ多読の意味はないと断言できます。
〜読む前に考えること〜
◯TPOを考える
・T「時間」・・どのくらいの時間で読みたいのか
・P「目的」・・どういう知識が欲しいのか
・O「状況」・・どのような状況に生かしていくのか
読書に一番大事なのは準備である。
この本を読むTPOが明確でなければ読んだところで頭に残りづらいのです。
〜読む〜
素朴な疑問であったのが
速読とじっくり読みはどっちがいいの?
この答えは適度に読むということでした。
基本は速読(1ページ10秒くらいの速さ)でポイントを押さえて速度を落とす。
では詳細をまとめていきましょう。
◯視野・・上から下までの文字が全部見えるくらいでポジションは目線に合わせる高さの方が全体を把握しやすい
◯姿勢・・上虚下実(上半身リラックスしていて下半身に適度に力が入っている状態)がベストです。
簡単に言うと立ち読みしている状態や正座がベストである。
◯先行オーガナイザー、スキミング、スキャニング
・先行オーガナイザー・・全体の流れの視点
・スキミング・・ポイント
・スキャニング・・目的の言葉の特定
この3点の技術を合わせて、全体を理解しながら速読していき、ポイントを特定して減速しポイントを押さえて読んでいく。
◯リトリーバルプラクティス
読み方がわかれば大丈夫だと思う方もいると思いますが、
読む前の準備の前に大事なこと、それが重ね読み。
1度読むだけでは頭に入らないからリトリーバルプラクティス(思い出す作業を繰り返すこと)をすること。
大事な本であればあるほど重ねて読む回数を増やしてください。
重ね読みも同じように読み返すよりも1回目、2回目、3回目の重ね読みを抑えるポイントを変えたり速度を変えたりすることが大事である。
〜メモの取り方〜
メモ・・そもそもメモに意味はない、満足感を得るに過ぎない
だがやり方によっては効果が出てくるものになる
・本に直接ポイントのチェックを書き込む
・読んだところの感想を加える
・付箋を利用しポイントの見出しなどに貼っておく
・ノートなどに書き出すのであれば自分の言葉でページも書き込んだ上でまとめる
など効果のある使い方もある
以上がフォーカスリディングのまとめである。
もっと細かく言うと文字の焦点の合わせ方や目の動かし方、スキニング、スキャニングの練習など、じっと本を読むことの苦手な僕はスパルタ教育のようなものでしたが、得られたものは多かったです。
この本も重ね読みリストに加えたいです。
この本を読んでルーティンを考えました。
1 目次を読み流れを軽く把握する
2 全体をさっくり読む
3 2回目の読書
(※このとき蛍光ペンとボールペンで書き込む)
4 3回目の読書のときに自分の言葉でノートかホワイトボードにざっくりまとめる
5 ざっくりまとめた内容をスプレッドシートに綺麗にまとめながら復習する
6 数日後またメモを見ながら重ね読みを繰り返す
このように本の読み方を勉強し読書を見つめ直し、自分の読書方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
是非、一度よんでみては!